【経営理念】

地域資源を活用し、安心、安全で付加価値のある食料生産を実現する

 

【代表者メッセージ】

新しい食料生産技術の確立により、沖縄で産業創出を目指す

私は沖縄県北部で生まれ、養豚を営んでいた祖父の下で、動物が身近にいる環境で生まれ育ちました。幼少期は、自然豊かな環境で育ち、動物や自然、人体の仕組みなどに興味を持っていました。その後、研究者を目指して東京薬科大学生命科学部に入学しました。しかし、大学卒業した後、自分のやりたいことを模索した結果、養豚の道に進むことにしました。幼少期のころ、いやいや手伝っていた養豚が心のどこかに残っていたのです。

 大学失業後、関東にある大規模養豚企業で3年間働きました。養豚企業で働き始め、改めて豚について勉強して知ったことは、輸入穀物を利用した集約型畜産農家が広がっており、個人農家は利益を上げることができず、どんどん廃業している現状でした。特に沖縄県では、ほかの地域に比べると豚の生産性が低かったのです。

養豚獣医師になり、沖縄県の養豚業を盛り上げたい

生産性の改善が見られない理由の一つが、大学などの研究機関や獣医師と現場の農家に間にあるギャップでした。研究者は、現場のニーズを把握して、魅力的な研究ができておらず、生産者が最新の科学技術を有効に活用できていないことです。そのギャップに課題意識を持っていた私は、麻布大学に講演に来た株式会社リバネスの「福幸豚」に興味を持つようになりました。リバネスでは、担当の福田裕士氏が沖縄の未利用資源であるアセロラ、シークワァーサーを餌として利用して、豚をブランディングしていたのです。輸入穀物を使わず、エサ費用を下げ、付加価値を高めるビジネスモデル、また科学技術に裏付けされた養豚業に可能性を感じた私は、2015年にリバネスに入社しました。

食料生産への科学技術導入の導入を加速させたい

 リバネスで「福幸豚」事業の立ち上げに携わった、福田裕士、岡崎敬、松原尚子らと、沖縄での生産技術開発についてディスカッションしていく中で、豚だけでなくすべての生き物の循環を考えるようになりました。そこで、自社の農場を活用して、畜産の実証研究をし、さらに生産・販売もできる会社として設立したのが「株式会社福幸城ファーム」です。

 我々の理念は、「地域資源を活用し、安心、安全で付加価値のある食料生産を実現すること」です。廃棄物の活用など、未利用資源を活用した水産物、畜産物の販売、消費者の皆さまが安心して、食を楽しめるような無駄のない世界の実現を目指していきます。生きとしいけるもののNの循環。愛玩動物も含め生物が地球上で持続可能に暮らしていくために、我々はすべての食料生産者へ科学技術の導入を促します。

代表取締役  金城 雄太