豚の王国に新しい風を吹かせる

豚は泣き声以外すべて利用すると言われる沖縄。その沖縄の地で、昔ながらの生産技術を科学・技術で補完し、地域活性化につなげる「福幸豚(ふくゆきぶた)プロジェクト」を始めました。

日本全国で科学技術を分かりやすく伝え、実験教室で子供たちに夢を伝えてきたリバネス。地域を訪れて感じるのは、それぞれの地域にはキラリと光る地域ならではのヒトやモノ、そして産業があることです。その一つが、地域特有の土壌・気候を利用した第1次産業です。高齢化や担い手不足などの1次産業化が抱える問題は山積していますが、私たちが目指すのは、長年受け継がれてきた農業技術に現代の科学技術を融合させて、新しい農業技術・文化を創ること。

豚の王国、沖縄

『昔はどの家も豚を飼っていた。毎日の餌をやるのが子どもの頃の私の日課だったんだよ。』沖縄の年配の方々に話をきくと、皆さんが口を揃えてこう答えます。沖縄の人々にとって豚は、自分たちの食べ残した食材を食べてくれる動物であり、正月のお祝に華を添える食材でした。また、戦後間もなくハワイから持ちこまれた豚は、戦後復興を支える貴重なタンパク源となりました。戦後の急速な発展は豚が支えたと言っても過言ではなく、現在でも日本で随一の豚肉消費量を誇ります。 家の軒先にいた動物から、県民の食を支える食材へ変化した今でも、県民に最も愛される食材となっています。

豚を育てた人に福が来る。 食べたみんなが幸せになる豚。

豚の文化が根付いた沖縄でリバネスが挑戦しているのが、新しいブランド豚の創出です。昔ながらの養豚技術を科学・技術で補完した、余剰食品や地域の未利用資源を活用して栄養設計されたエコ発酵飼料で育った豚はまさに、私たちが目指した伝統技術と科学技術の融合した形です。ここに沖縄ならではの農産物を添加して、沖縄でしか作れない豚を開発しました。 飼料を使って豚を育てた生産者には買い取り価格を保証し、余剰食品を活用することで地球に優しい豚。そして、豚は沖縄の祝宴には欠かせない食材です。生産者に福を届けて、食べた人には幸せを届けるというコンセプトをもったのが福幸豚です。